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第45回大菩薩峠登山競走大会

そんなつもりじゃなかったのに(苦笑)。

第45回大菩薩峠登山競争大会に参加。自他共に認めるトレイル嫌い、特に上り坂は大嫌いの私は、基本的に上り坂があるコースは選択しない。しんどいのはいやだという、キング・オブ・ヘタレの名にし負うポリシー(?)があるからだ。

夏の間はマラソン大会の数も少なく、特に盆のあたりはほとんど皆無と言ってもよい。そんな中、山梨県の塩山で今年45回を迎える大会を見つけた。朝が早いので前泊が必要だが、甲府には親友がいるので会いに行くついでに参加するのもよいかも、しかし山のレースはいやだなと、しばし悩んでいた。するといつの間にか受付票が届く。これは例によって、夜中にコビトさんが勝手に申し込みをしてしまったに違いない(苦笑)。しかも今回の大会はインターネットでのエントリーはできない大会で、応募要綱を郵送で送ってもらい郵便局で払い込みをする形式だ。コビトさんもだんだんやることに手が込んでくるな(苦笑)。

しかしこの大会、標高650mから1,897mの峠の頂上までひたすら登るピークハント系の大会。俗に言う「くだらないレース」だ。そう言いながら記録とは関係ないところで自力で下りないといけないので、そこでも損した気分になる。走り始めた頃に、一度間違えで名栗湖のピークハント系のトレイルに出たことがあるが、あの時は二度とこんな大会に出ることはあるまいと思ったものだ(苦笑)。その私がよもやこんなことになろうとは(笑)。

ともあれ、申し込まれているからには行かなければなるまい。前日は深夜まで飲んでいたので朝が不安だったが、なんとか5:00には起床。シャワーを浴びて腰にすがりつく布団を払いのけ、出立の準備。甲府から塩山までは20分。塩山駅からスタート地点の神金小学校までには、シャトルバスが運行している。

ぽわんとした頭のまま、男子更衣室になっている講堂で着替えると、開会式の前にグラウンドに出る。外はほとんど雲もない青空。陽に焼けそうな晴天だ。グラウンドで早速kkrさんに遭遇。やはり知り合いがいると心強い。とか思いながら、安心感から思わずむずがってしまう(笑)。

私「ずっと頂上まで登るんでしょ?上り坂はきついし、やだなあ」
kkrさん「でも景色はとてもいいよ」
私「勾配もきつそうだし、上の方は山道らしいし」
kkrさん「上に行くと結構涼しくていいよ」
私「上り坂は歩くのでせいいっぱいだし、やめようかなあ」
kkrさん「あと、上でお弁当が出るよ」
私「え!?登る、登る!」

開会式が終わるといよいよスタート地点へ。そこで、丙のうまっちさんと衛生兵さんにお会いする。丙のうまっちさんは、

「ここは結構登るよー。あの鉄塔なんか遥か下に見えるし、頂上は潅木みたいな低木しかないし」

と言いながら携帯の写真を見せてくれる。

「へええ。去年も登ったの?」

と聞くと、

「いや、参加は初めてで、昨日試しに登った」

って、あなた、今日がレースなのにどんだけタフなんですか?(苦笑)

また、テツランさんとみーさんにもスタート地点でお会いできる。テツランさんはこの大会に出るのが恒例になっているらしい。これだけ仲間がいると心強いが、残念ながらスタート直後から間違いなく全員が、私の遥か前方に消えてしまう運命なのだ(苦笑)。

私「やっぱやめときゃよかったかなあ」
kkrさん「上に行くと今日の天気だと富士が見えるかも」
私「ここのスタート地点でも、もう既に地面が真っすぐじゃなくて斜めじゃん」
kkrさん「制限時間も長いし、歩いても完走できるって」
私「半分も行かないうちに足が棒になりそうだなあ」
kkrさん「あと、完走後、学校まで帰ると冷たくておいしい桃が食べられるよ」
私「え!?登る、登る!」

スタート地点では117の時報が拡声器から聞こえてくる。そして8:30に一斉にスタート。勾配のある道路を各部門の選手が足を踏み締めながら登っていく。

最初はなるべく走れるだけ走ろうと気合を入れたが、2kmともたずに足がへたれてくる。早歩きでも完走できるとはいえ、走っても歩いてもきつい上り坂。であれば、走れるところはなるべく走って早く終わらせたいと思うのが人情ではないか。また、パンフレットの高低図には表れない小さな下り坂が何カ所かあるので、そこは楽に走ることができる。とはいっても、今日も右膝は若干ごきげんナナメなので、油断は禁物。慎重に足を運ぶ。走っても歩いても、心拍数は終始 146前後で固定されたように変わらない。無理せずいいペースなのかも。

裂石を過ぎると、いよいよさらに山に入ったといった雰囲気の道路になる。綴れ織りの道をくねくねと走っていくと、そのたびに空が近づいてくる。それにしても自然豊かなこの道は、通ると風景もいろんな様相を見せて気持ちがいい。レース中、登山客とは何人か出会い、車とはまったく出くわすことがなかった。このあたりになると、だんだん前夜の酒も抜けてくる(笑)。

給水エイドが多いもうれしい要素だ。出るのは水だけだが、15.7kmの間に9か所。とても助かる。ただとても残念なことに、エイドのそばにいくつもゴミ入れが用意されているのに、捨てられたコップがかなりたくさんとっちらかっていた。もちろんスタッフが苦労して拾い集めるにしても、普通のロードレースでもいかがなもんかと思うのに、ここは山の中、しかも国定公園の中だ。最低限のルールも守れないランナーがこれだけ多いと、本当に山から締め出されちゃうぞ。

標高が高くなってくると、気温も次第に下がってくる。木々が生い茂ったあたりだと日影を走るので、汗にまみれたウェアだと肌寒く感じるぐらいだ。丙のうまっちさんが行っていたように、鉄塔も遥か下。きつい勾配が少しゆるやかになる部分もあって、小走りに駆けることができる場所もあったりする。それにしても、ゴールはまだ遥か彼方。難儀なレースだ(苦笑)。

対向車線を走り終えたランナーが、片手に弁当を持って駆け降りて行く。ほとんどの人が「ファイト!」、「あと少し!」と声をかけてくれるのがうれしい。でもおじさんはそろそろ疲れてきたんだよん(苦笑)。

やがて上日川峠の12.6kmコースのゴールを通過。しかし、15.7kmコースのゴールはまだその先3kmもあるし、垂直に297m登らないといけない。あ~あ、お弁当も桃も同じだけ食べられるのに、なんで12.6kmにしなかったんだろう(苦笑)。

大菩薩峠への道へ入ると、息を切らせながら最後のあがき。ふと向こうから元気に走り下りるテツランさんとすれ違ってあいさつ。福ちゃん荘を通り、弁当を横目に見ながらいよいよ最後の1.5km。ここから頂上までは、石がごろごろした山道だ。怠惰で動かない足をえんやこらと動かしながら、石を避けて茶色い土を踏み締めて前に進む。ここからが長い長い。途中、ゴールを終えて下山する衛生兵さんと丙のうまっちさんにも遭遇。丙のうまっちさんは右手にビールを持っている。

「頂上の店で売ってるよ。早く行かないと、なくなっちゃうかもよん(笑)」

そう言われて元気百倍。気合を入れて5mぐらいダッシュで走ったが、さすがにそれ以上は無理(苦笑)。でもビールの呪文の効果で、最後の最後で思わぬパワーが引き出せた。

木々のトンネルの向こうに見える青空。「ここを曲がったらゴールです」とスタッフの声がした。陽の当たる場所に出て、左を向くとそこには頂上のゴールが。小屋の間を抜けて大きく開けた視界に、頂上からの広い風景が飛び込んでくる。一瞬、つらいことのすべてを忘れて、身体をゴールに委ねた。

「おつかれさ~ん」

kkrさんがニコニコと近づいてくる。30分以上も前にゴールして、待っていてくれたらしい。本当に感謝感謝である。まずはとりあえず、ビール売り場に駆け込むと缶を手にしてビールで乾杯!頂上からの遠くに富士を臨みながら飲むビールも格別やねえ。

624382.jpg


しばし休んでからは下山が待っている。受付会場までのバスは裂石まで行けば乗れるのだが、その裂石はずいぶんと下の方なのでかなり戻らないといけない(苦笑)。まだ登ってくるランナーを激励しながら、こけないように慎重に降りていった。早くお弁当にありつきたいので走れる部分は走るのだが、勾配もあり、また石がごろごろしているので大菩薩峠の一見さんには難易度が高い。

やっとのことで舗装道路に出て、福ちゃん荘まで走ると夢にまで見たお弁当引渡し所に到達した。ここまで2.390 kmを21分27秒。おにぎり3つとタクアンが入ったお弁当を受け取ると、早速ベンチに座って昼食。時刻もお昼で腹ペコになった鈍足ランナーには、下まで降りてゆっくり食べる余裕なぞない。むさぼるようにおにぎりを次から次に食い尽くす。食後のデザートに売店で発泡酒を1本買って飲むと、お腹も気持ちもやっと落ち着いてきた。

さて、ここらでもまだずっと下まで降りていかないと、受付まで行くバスにたどり着けない。固形燃料と液体燃料を搭載して少し元気が戻ったので、膝の様子を見ながらゆっくりと小走りに駆け下りる。

上日川峠からは、行きのコースとは違う脇の山道があって、みんながそちらに入っていくので私も同じ道に入って行った。この道は森の中で終始木陰の中。トレイル・ランでも見るような細い山道になっている。行きとはまったく違うコースなので、最初は面白く、またいい雰囲気のコースだったが、行けども行けどもなかなか道路に出ないし、同じ様な道の繰り返しなのでだんだん飽きてくる(苦笑)。現在位置がよく把握できないところも不安な要素だ。仕方なく時折出会う登山客とあいさつを交わしながら、ひたすら足を前に運ぶ。「桃はまだかなあ。桃、食べたいなあ」

下りながらピークハントに出てしまったことを後悔すること37回、ようやく舗装道路に出る。しかしまだそこは裂石よりもまだ上の方。もうしばらくは下らないといけない。最後の気力を振り絞って、往きは登った舗装道路をスタコラ下っていくと、ようやく裂石に停車しているバスにたどり着いた。6.990 kmを55分45秒。火照った身体に冷房がひんやりとしみてくる。

満車になった時点でバスは出発、ほどなく受付の神金小学校へ。学校の前では水を張った容器に桃がたくさん浮いている。ひとついただくと皮をむくのももどかしく、口を大きく開けてかぶりついた。甘い果肉が柔らかくくずれて、その間から天然果汁がどくどくと喉の奥に流れ込んでくる。おいし~~~。顔と両手を果汁だらけにしながら獣のようにがっついてしまう。桃はいっぱいあるし他のランナーは紳士なので当然そういうことはしないが、仮にここで猫か何かに横取りでもされようものなら、食いかけの桃の取り合いで生死をかけた闘いになっていたかもしれない。

そして受付ではお持ち帰りの桃2つが参加賞にいただけた。お弁当と桃を食べて、参加賞がタオルと桃2つ。なにげにお得だ。

やっと走ることからも開放され、落ち着いたところで帰りの準備。更衣室の講堂では置いてあるピアノで勝手にジャイアン・リサイタルしている人がいたので(苦笑)、速攻で着替えて帰りのシャトルバスに乗り込む。会場近くにも温泉はあったが、駅まで出ると塩山温泉郷に行って、ゆっくりと入浴。駅前に戻るとほうとう鍋を食して、自分にビールのごほうび。帰りの電車はさすがにお盆の帰省客でかなりの混みようだったが、夜には無事自宅に戻ることができた。

しかしも~う、坂は走らんぞ~(多分)。


第45回大菩薩峠登山競走大会
日時2009/ 8/16(日)
場所山梨県甲州市大菩薩峠
天気
距離
タイム2:34:45



第45回大菩薩峠登山競走大会 撮影写真スライドショー



タグ:ジョグ仲間 トレイル・ラン スライドショー

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santapapa

Author:santapapa
小さい頃から運動音痴で今までまったく体育系クラブに属した経験がなかったのですが、2007年の2月からipodがきっかけでダイエット目的に走り始めました。だんだん走るのが楽しくなってきたランニング初心者でしたが故障のため走ることから引退しました(以下過去の話)。

最初は4km走るのもやっとでしたが、2007年6月にハーフ、2007年9月にフル・マラソンをやっとこさ完走。2008年3月には100kmウルトラを完走し、今はウルトラをメインに、バンド活動の傍らファン・ランを楽しんでます。生活の中で走ることの優先度が低いので、最近はたまにしか走らずリバウンドの兆しが悩みの種。大会参加でモチベーションをあげています。

自己ベストは10km=45:48(第10回記念大会ニューリバーロードレースin八千代 '07.12. 2)、
ハーフ=1:41:50(NET/第13回手賀沼エコマラソン、 '07.10.28)
フル=3:33:30(NET/第56回勝田全国マラソン大会 '08. 1.27)、
ウルトラ=12:34:40(100km/第4回伊豆大島ウルトラランニング '08. 3.29)、
=38:41:42(206km/第3回佐渡島一周エコジャーニーウルトラ遠足 '08. 9.13)。

なお、blog中の仮名は、自ら公開blogでHNをお使いの方以外は個人情報の関係上、原則アルファベットにしていますのでご了承ください。

2009年3月以前の過去アーカイブは旧ブログ『よっこらしょ』を参照。

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