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あなどりがたし、つくば

7月最終週の土曜日。今回は父が上京、東京在住の弟と3人で親子水入らずで過ごす予定だった。ところが数日前にちょっとした怪我で来ることができなくなり心配したが、電話でもまずまず元気ではあるとのこと。まずは一安心。

予定が空いてしまったので、ゆっくり休養に充てようかとは思ったが、来週の奥武蔵ウルトラマラソンに向けて、坂道の練習をしていないことが心残りだったことを思い出す。富士北麓公園でのコニカミノルタ24時間リレーンマラソンでも坂はあったが、求められるものが少し違う。いい機会だと思い、足に大きな負担をかけない程度の坂道練習に出ることにした。

さりとて広い関東平野、近所には必要とされるような適当な坂はない。少ない知識から出てくるのは、少し遠いが筑波山ぐらいだろうか。あの辺りは常盤'sのメンバーが詳しいと思うのだが、父の上京が中止になって思いついたのが金曜日だったので、コミュニティで訊く時間もない。ネットで調べて何かよさそうなコースが出てくるかもしれないと思い、調べ始めたところで、ふとある考えが頭に浮かんだ。

元々ヘタレなので、きついこと、練習が嫌いな私である。何か楽しいことを絡めれば、練習もエンジョイ・ハッピーでできるのではなかろうか?

そう考えてつくば情報を調べようかと思った時に思い出した。以前、ネットで見た「ゆるゆる系」の施設がなかっただろうか?もうこのあたりになると、舵取りを間違えてきたと思うところだが、一度横道に入ったらどんどん突き進んで行く傾向があることは否めない。

早速記憶を頼りに、webマガジン日刊サイゾーの「B級スポットを巡るがっかりレポ『退屈巡礼』」を探しあてた。お目当ての記事はあって、しかもタイムリーな記事まで載っている。そこで、今回のターゲットは「東筑波ユートピア」と「ガマ洞窟」に決定した。「ゆるゆる系」スポットの訪問は、昨年5月福島で偶然見つけた「UFOの里」以来である。まるで遠足に行く前みたいに、「どれだけがっかりするんだろうな~」とワクワクしながら眠りに就いた。

朝は予定より少し起床が遅れたが、まずまずの時間。眠い目をこすりながら準備をして家を出る。まずは石岡に出るのだが、勝田行に乗ったので、寝過ごすと勝田の風になってしまうので、注意が必要だ。かぁぜぇ~になぁ~れ~。

石岡からはバスで終点の柿岡車庫まで。その柿岡車庫から徒歩で50分のところに東筑波ユートピアがあるという。ユートピアですぜ、ユートピア。ダンナ。もうこれは名前からして、あ~んなことやら、こ~んなことまでできてしまいそうですがな。現地に行った時の落差を楽しむかのように、無理やりヘリウムを押し込んで、期待に胸を膨らませる私。隅で走れる格好に着替えると、7号線を西に進む。少し坂があるといいなあと思っていた私は、すぐに自分の不明を恥じることになる。1kmも走らないうちに、ルートはハイキング・コースに。ということは必然的に山道に入っていくことになる。最初のうちは、木陰が多くて涼しく感じていたが、次第にどんどん勾配がきつくなってくる坂に悲鳴を上げてくる。思った以上に練習になっていいといえばいいのだが、心拍数が青天井に上がっていってどんどんよれよれになっていく。木が生い茂って日陰も多いが、天気もいい。歩きを混ぜながらひーひー言ってなんとか目的地の手前の西光院までたどり着いた。せっかくなので少し立ち寄って、第一目的地の東筑波ユートピアに到着ぅ!4.84kmを41:46。

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入口は事前に調べて見たように、寂れたレトロな感じがいい雰囲気をかもし出している。水分を補給して一息つくと、いざ東筑波ユートピアの探訪に。本来入場券を打っているであろう入口には人影はなく、食堂まで上がってそこの自動発券機で入場券を買うことになっている。人件費節減なんだろうなあ。ところが、この自動発券機、1000円札までしか使えない。たまたまバスの料金が高かったので、1000円札は切らしてしまっていたのだ。調理&レジ兼用のスタッフに両替をお願いしたが、なんと1000円札がレジにもない。ここまできつい思いをして来たのに、早くも私の野望はここで潰えてしまうのか!?スタッフは電話をかけたり、植木職人さんに頼んだりして、なんとか両替をしようと東奔西走。10分後、無事に東筑波ユートピアに潜入することができた。

たまたま入場できた時に、猿の劇場のスタート時間。運よく最初から最後まで見ることができた。要は2匹の猿による猿回しの芸なのだが、これはなかなかクオリティの高いアトラクション。よく躾けてあるものだと、感心することしきり。ちなみに私以外の観客は、5人家族と老夫婦、総勢8人(園内の客全員)の観客だった。

芸を見た後は、園内の散策。一言で言えば、10種類ぐらいの動物による場末の動物園といったところだろうか(汗)。おとなしいイノシシなんかが園内にいたが、イノシシに噛まれた人とかはいやだろうなあ(苦笑)。

また、顔出しパネルがあちらこちらにあった(笑)。せっかくなので、何故か園内の注意事項が書いている不思議な顔出しパネル(しかもヘビ(苦笑))で写真を撮ってみた。恥ずかしいのでなるべく人がいない場所にしたのだ。もちろん、セルフタイマー撮影。こんな姿をさらしたまま他人に写真に撮ってもらうということがあるだろうか。いや、ない!(反語的表現)

しかしなあ……。実家の父がこの写真を見たら、

「オマエは東京に行って、しかも50歳近くにもなって何しておるっ!」

って言われそうだなあ。

「この写真は東京じゃなくて、茨城県の筑波ニョロよ」

とでも言おうものなら、

「キサマッ!口答えするかっ!今すぐそこに直れ!!」

とか言われながらカンカンに怒った親父に、市中引き回しの上獄門打ち首にされかねないので、この写真のことは、絶対に絶対に秘密のことだニョロ。

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ひとしきり園内を回ってなごんだ(苦笑)ので、次の目的地に向かうことにする。目的地はガマ洞窟、場所は筑波山ロープウェイの麓、つつじか丘駅。女体山に登る場所になる。女体山というと、近づきたいような、近づきたくないような、危険な香りがするような、神秘に満ちているような、なんだか複雑な意識が交錯するが、そういう名前なのだから仕方がない。

東筑波ユートピアまで登ってきただけに、今度は下り坂。膝に負担をかけないようにしながら走る練習にもなるのだが、これが結構難しい。うまく会得できないまま、平坦なフルーツラインまで出た。ここからはロープウェイの麓の駅までなので、若干登ることになるのだろうが、平坦に近いのだろうと思いながらテレテレ走る。筑波山の山頂は深く雲で覆われている。果たして地上もぽちりぽつりと雨が降ってきた。もちろん悪天候の準備にも抜かりはないし、この程度の雨ならへのカッパだ。

途中、一度道を間違えたが、田んぼを横切って復帰。だんだん上り坂になってきたので、確認の意味を含めて前を歩いているおばあちゃんに道を聞く。

「つつじか丘駅に行きたいんですけど、こっちでいいですか?」
「はあい。ここまっすぐだけんど、あそこまで走っていくんかい?」
「散歩がてらですから。どうもありがとうございました」
「いえいえ。元気がええのお」

おばあちゃんに礼を言って分かれてからは、どんどん勾配がきつくなってくる。道も狭くなって、やがて小型車の2車線による山道に。もしかしてこれは麓のロープウェイの駅に続く道じゃなくて、山に登る道なのかなあと思いながら足を進めていくと、どんどん地上が遠くになっていく。心肺も足もどんどんきつくなってきたので、すべて歩きになってくる。それでも肩で息をするような有様だ。

途中、紫寶水という湧き水があって、その冷たさに一瞬救われた。甘露、甘露。だが、急勾配の坂道は容赦なく続く。しかも車道なので休む場所もない。遂には這っていくようになったが、一向に前に進むことができない。小雨も止んでくると、今度は次第に暑くなってくる。

いつ着くともなく前進を続けたが、やがて「つつじが丘まで約1.6km」という標識を見つけた。下界を見ると、ひょえ~、はるか下。ここが麓とは、おそるべし筑波山女体山。這う這う体という言葉がぴったりの状況で、ロープウェイの駅に着いた時には、体力はほとんど残っていないという、キング・オブ・ヘタレの実力発揮である。10.46 1:53:58。女体山の頂上までは1.8kmなのだそうだ。どこが麓やねん(苦笑)。私にはそこを登るという選択肢ははなっからないので、「今日のところはこれで勘弁しといたる!ワッハッハッ!」と言い放つと、本日の業務もここで終了。しかし正直な話、この程度の距離で音を上げていたら、来週の奥武蔵はかなりやばいかもしれないなあ(暗)。

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ごほうびに買ったコーラを飲み干すと、隅に隠れてゆっくりと着替えを始めた。途中、犬を散歩に連れてきたドライブインの女性従業員には困ったが(苦笑)、着替えてさっぱりとしてからはまずは腹ごしらえ。そして、いよいよガマ洞窟へ。

こちらも経費節減の折りか、売店でチケットを購入すると勝手に入り口から入る仕組み。友人数人で来ている風の若い観光客が、妙な妖気に入りたそうにしていたが、常識人と思わしきリーダー格の女性が止めていた(苦笑)。だが、誰も私をとめることはできない。古びたカーテンを手で開けると、我々(1人です)取材班は奥に進んだ。

「こ、こ……これは……」

結論から言うと、どこからどう見ても昭和初期のセンスがプンプンのひなびたお化け屋敷……。むしろ、「見世物小屋」という言葉がぴったりかもしれない。とても銀の全身タイツを着て、エアカーが飛び回り、サプリメント1粒で1日の栄養が全部とれてしまう、この21世紀の時代の産物ではないっ!ある意味、びっくりである。年間入場者数を正直知りたいなあ(苦笑)。なぜか、ヘビもいたニョロ。

そして出口に近いラストは、大ガマのお出ましだ。ネズミーランドにおけるミッキーネズミに匹敵する存在。これを見なくて、筑波を語ることはできないだろう。赤いネオンを見て、そこに入った私が見たものは。

出た!

壁に張り付く大ガマ!
そこに生首が!(なぜか緊張感なくうれしそう)

そして、

それ以上に大きい「禁煙」の張り紙!!



……



これを見た途端、ついに半透明で尾を引く魂が、自分の口から抜け出していくのを私は見た!

「たすけて~!鵺野先生~!」



……



いやあ、臨死体験ってあるんですねえ。なんとか一命を取り留めて外に出たが、ここは危険だ。いろんな意味でハードで、いろんな体験をした1日だった。しかし、ヘタレながらとはいえ、今回のよくある一般的なトレイルに近い企画で、ちょっとだけでもみんなに近づけたような気がするのは、気のせいじゃないといいなあ。


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バスでつくばまで出ると、入浴して帰宅。足はしっかりアイシング。疲れたあ。いろんな意味で(苦笑)。



今日わかったこと

・登りはへたれそうになったら腕を積極的に振ること(限界はあるが)。
・下りはブレーキをかければ膝に負担。キャタピラ走りをすれば、それでもまだ足に負担。
・意外に足底腱膜炎には影響がある。
・生命力を奪いかねないほど強い脱力感をもつ敵に遭遇する時は、体力を充分残した状態で対峙しないと、最悪の場合、致命的な事態を招くことがある。

以上。

comment

Secret

>テツランさん

どうもありがとうございます。つくばは坂道練習には確かにいいなと思いました。でも、くれぐれもトホホな施設には近寄らないように(笑)。

No title

お疲れ様でした。
楽しく読ませていただきました。
筑波方面こんど出向いてみます。
プロフィール

santapapa

Author:santapapa
小さい頃から運動音痴で今までまったく体育系クラブに属した経験がなかったのですが、2007年の2月からipodがきっかけでダイエット目的に走り始めました。だんだん走るのが楽しくなってきたランニング初心者でしたが故障のため走ることから引退しました(以下過去の話)。

最初は4km走るのもやっとでしたが、2007年6月にハーフ、2007年9月にフル・マラソンをやっとこさ完走。2008年3月には100kmウルトラを完走し、今はウルトラをメインに、バンド活動の傍らファン・ランを楽しんでます。生活の中で走ることの優先度が低いので、最近はたまにしか走らずリバウンドの兆しが悩みの種。大会参加でモチベーションをあげています。

自己ベストは10km=45:48(第10回記念大会ニューリバーロードレースin八千代 '07.12. 2)、
ハーフ=1:41:50(NET/第13回手賀沼エコマラソン、 '07.10.28)
フル=3:33:30(NET/第56回勝田全国マラソン大会 '08. 1.27)、
ウルトラ=12:34:40(100km/第4回伊豆大島ウルトラランニング '08. 3.29)、
=38:41:42(206km/第3回佐渡島一周エコジャーニーウルトラ遠足 '08. 9.13)。

なお、blog中の仮名は、自ら公開blogでHNをお使いの方以外は個人情報の関係上、原則アルファベットにしていますのでご了承ください。

2009年3月以前の過去アーカイブは旧ブログ『よっこらしょ』を参照。

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