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第2回水都大阪100kmウルトラマラニック

「う~ん、まだねむいよう……」

4:00に目覚ましが起きろ起きろと催促する。手探りで目覚ましを止めると目を閉じたままユニットバスでシャワーをかぶった。3:40にももうひとつの目覚まし時計をセットしていたのだが、こちらは放置プレイのままだったようだ。ただでさえ細い目を半分開けるとバスタオルで身体を拭きながらカーテンを開ける。外はまだ暗いが、窓にポツポツと水滴がついてそれがランダムに増えて重なる。案の定、雨模様のようだ。

ため息をついてベッドに座る。そのまま布団に潜り込みたい欲望にかられたが、そうでもしたらアウト。起きたら夕方になっているだろう(笑)。

「雨だといって溶ける訳じゃあるまいし。おいしいエイドも待ってるぞぅ」

自分を騙しながら馬を泉のほとりに牽くがごとく、何とかスタート地点に立たせようとする。前日の晩に買っていたスポーツ飲料をぼくぼくと飲み干して、ホテルを出る準備をした。自分では急いでいるつもりだが実時間では結構スローだ(笑)。

当然雨は予報で知っていた。何せ前の週の月曜には降水確率が60%だったのが日に日に高くなり、前日には100%という下駄占いも太刀打ちできない鉄板予想になっているのだ。前日購入したウルトラブー(水都大阪100kmウルトラマラニックのマスコットのブタさん)が大きく書かれたTシャツと赤いキャップ、そして最近愛用のウェストバッグに防水スプレーをふんだんにぶっかける。その上からナンバーカードが見えるように半透明のレインウェアを着ることにした。最近ちょっとサイズが小さく感じるな(苦笑)。下は今回は3年ぶりにタイツを履かず短パンのみ。これは膝のサポーターはタイツの上からでは効きがよくないのではと思ったからだ。ポルタレンが効かない私も幸い昨晩の「麻酔」(苦笑)がまだかなり効いていて、膝はさほど痛くない。

短パンとソックスとシューズにもダメ元で防水スプレーを噴射。1缶があっという間にカラになる。ちなみに今回から計測チップは独立して名札のような袋に入っていて、腰などにつけて走るようになっている。普通はナンバーカードの裏についているのだが、アクティブ型の計測チップにはそれなりの重さがあるのでナンバーカードの裏では長時間のウルトラの場合、薄地のウエアは引っ張られて生地が傷む心配と、スタンプも押して記念になったナンバーカードがチップを剥がす時に破れる心配もあってのことらしい。いろんな工夫があるものだ。

ホテルを出ると雨は小降りよりはちょっと強い程度。このままか止んでくれるとうれしいのだが。100kmのアーリー・スタートは5:30からになる。スタッフはこの雨の中、既に深夜の1:00からスタンバイして準備を整えているのだ。景色が濃い水色の中に浮かび上がってきて、夜明けが近いことを知らせてくる。

5:00すぎ。大阪城内の受付に着くと荷物を預ける。なぜか今回は自分の荷物が膨れ上がってしまったので、入れるはずの袋が荷札にしかなってなかった(苦笑)。開会式と主催者のsataさんのごあいさつ。天候が天候なのでリタイア時の移動には上に着るものか着替えを持っていくこと、大会はいくつでもあるが健康な身体はひとつしかないので決して無理はしないことなどを話されていた。

受付で昨日に続いてマリオパパさんと会うことができて気持ち的にもリラックス。スタート後、淀川新橋のエイドに向かうそうだ。同じアーリー・スタートのむつみさんとも会うことができた。

IMGP0781.jpgIMGP0785.jpg

5:30、まずはアーリーの参加者が一斉にスタートする。今年は昨年とコースがいろいろと変更があり、まずは大阪城の半分を2周弱することになる。外に出てからは昨年よりはシンプルなコース設計になっている。この大会も本来は開催する頃には膝もよくなっているのではないかと思ってエントリーしたが、思いの外太平洋~猪苗代湖~日本海へなどのそれまでのダメージが大きくて、あまり状況が芳しくない。とりあえず今回はサポーターを足に直にきつく巻きつけて、行けるところまで行くことにする。

IMGP0789.jpg

雨は静かに降り続く。5月も終わりとなればまだ走り始めはさほど寒さは感じず、暑くもない。約4.5km、1周してスタート地点に戻ると最初の給水エイド。主催者のsataさんがおられたので声をかけると、前日に昨年のマラニック地図のTシャツを着ていたことを見ていてくれて感激。弾みをつけて先に進む。ここで何を間違えたのか、気がつくと目の前に天守閣(苦笑)。1周目で見たはずの矢印をうっかり見落としたらしい(苦笑)。

しばらくするとやっと大阪城から離れて淀川に向かうコースに入る。走れれば走れるだけ長い旅になるだろう。川は空の鏡。鈍色の空を映しとった川は同じ表情で少し憂鬱そうに流れてくる。心は景色を映さないようにしたいが、いささか影響を受けるのは仕方ない。黄色い傘、黄色いレインウェア、黄色い長靴で雨の中、水溜りで飛び跳ねていたのはどのくらい前のことだったのだろう。蛇の目でのお迎えもない。そもそも蛇の目といっても今では通用するかどうか。

つまらぬことを考えながら走っていると、やがて11kmの春風橋エイドに到着。大雨の中をスタッフが大歓迎してくる。この暖かいエイドが水都大阪100kmウルトラマラニックの楽しみでもある。今回はコースはシンプルになった分エイドの兼用が少なくなったのかエイド間の距離が大きくなったような印象が。

IMGP0849.jpg

春風橋エイドを過ぎると淀川に入って、いよいよ赤川鉄橋を渡る。昨年も渡ったがこの赤川鉄橋、床が木でできていて結構スリルがある(笑)。もちろん淀川を渡る訳なのでそれなりに長さも長い。「歩いて渡るように」との注意事項もある。はたして鉄橋を渡りだすと、川上の北から顔をしかめるほどの横風。この日、淀川では北風が強く吹いていて雨が横殴りに降ってきていたのだ。頬を雨が強く打つし、雨が耳に入るし、もう大変。「早く向こう岸に着かないかな」と思いながら足を進めた。しかもこういう時に限って6:30スタート組の先頭が追い抜いていく(笑)。

IMGP0867.jpg

やっとのことで渡り終えると河川敷に降りて北上。向かい風が足を阻む。雨は少し強くなっているような気もするし、河川敷の路面の舗装の所々に大きな水溜りができている。あっちも水、こっちも水、まさに水都大阪だ(苦笑)。

IMGP0877.jpg

17.7kmの豊里大橋のエイドだっただろうか。レインウェアを来た小さな女の子が橋の下にも入らずに身体全体を使って声をはりあげながら、走ってくるランナーみんなに応援をしていた。ちょっと泣きそうになった。エイドに寄って元気をもらって前に進む。時計を見ながら関門時間ギリギリのペースで進んでいるので、そこそこ立ち寄ることはできるがゆっくりもできない。

水溜りの障害物も次第に大きくなり、ソックスに水を吸わせるのがイヤでなるべく避けて通っていたが、さすがにオリンピックの走り幅跳び金メダル候補でないと飛び越すのは無理だろうというような大きな水溜りが出てきた時は覚悟を決めた。じゃぶじゃぶ入るしかない(苦笑)。おかあさんにもおこられないよね(笑)。人間、一度汚れちまうと後は楽である。もっともその後も避けようにも避けられない水溜りは数え切れないほど出てきたが。

IMGP0900.jpg

やがて後ろから来たakiさん御一行に遭遇。

「こんな雨と風の日に、一体こんなところで何やってるん?アホちゃうか?(笑)」

などと言いながら笑顔でエール。

23.9kmに仁和寺エイドでおかゆをいただくとほっとひといき。前の週の味の素スタジアムでは5kmでもリタイア寸前の痛みだったのだが、前日の「麻酔」が走り始めの頃まで効いていたのか(苦笑)、雨で患部が冷えているのでもってくれているのか、直にサポーターで強く締め付けたのが正解だったのか、とりあえずここまでは来ることができた。次の淀川新橋まで行けばスタッフのマリオパパさんに会うことができる。

河川敷をさらに北上すると淀川新橋が見える。2車線ずつの幹線道路が通る大きな橋だ。河川敷を上って橋の歩道を通って渡っていく。その時、

 ビッシャアァ~~~!

大型トラックが路面の端の水を跳ね上げて、モロに頭から大量の水をかぶる。いや、まあ最初から濡れてるけどな。バケツの水を一気にかけられたのだとまた冷たいし、メガネも困るし。もう、笑うしかしゃあないわ。あははは……。

IMGP0909.jpg

橋を渡って河川敷に降りると25.9kmの淀川新橋エイド。お菓子がいっぱいあったので、「わぁい!」と喜んでむさぼり食う。マリオパパさんとも再会。4時間ぶりやけど(笑)。

デジタルカメラは昨年の雨の奥武蔵ウルトラマラソンの教訓を生かして、防水カメラを持参。バッテリーの容量が少ないのが難点だが、こういう時にはなかなか頼りになる。ただ、防水カメラとはいってもレンズ前の透明カバーにぬぐってもぬぐっても水滴がつくのは避けられない。ワイパーがほしいよね(笑)。それに太陽が出ていない分暗いので、どうしてもシャッター速度が遅くなってぶれやすくもなる。これは撮った写真の半分がピンボケだったことの言い訳ではな~い(苦笑)。

しばらく歩くように走って枚方大橋の付近に来ると、エイドに人だかりができている。もう折り返してきている人も多い。そして膝は旅の終わりが近い頃をささやいていた。次の折り返しエイドが自分だけの終着駅になりそうだ。依然完走ギリギリのペース。後ろから追い越す人も向かいから走る人も、口々にすれ違う人に応援の声をかける。今日は走ってよかった。そう思った。

IMGP0937.jpg

36.5kmの牧野折り返しエイドで1つめのチェックスタンプをいただいて、リタイアをスタッフに告げた。時刻は11:00。雨は少し弱く、しかし降り続いていた。



大阪城まで自力で戻るとしばし暖かい飲み物で休憩。後で知ったが、仲間の100km参加者2人はそれぞれいろんな事情でリタイアだったそうだ。ちなみに昨年炎天下でとても好評だったミストシャワーは今回はなかった(笑)。

15:00過ぎに無事ゴールした70km参加のakiさん御一行から連絡があり、入浴して京橋、梅田で打上げにご一緒させていただく。来年はいい状態で臨みたいものだ。って、来年も来るんか~い!?(ペシッ!)


第2回水都大阪100kmウルトラマラニック
日時2010/ 5/23(日)
場所大阪府大阪市大阪城~淀川
天気
距離36.5km DNF(100km)
タイム5:30:00


第2回水都大阪100kmウルトラマラニック スライドショー




tag : ウルトラへの道 DNF ジョグ仲間 故障 スライドショー

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santapapa

Author:santapapa
小さい頃から運動音痴で今までまったく体育系クラブに属した経験がなかったのですが、2007年の2月からipodがきっかけでダイエット目的に走り始めました。だんだん走るのが楽しくなってきたランニング初心者でしたが故障のため走ることから引退しました(以下過去の話)。

最初は4km走るのもやっとでしたが、2007年6月にハーフ、2007年9月にフル・マラソンをやっとこさ完走。2008年3月には100kmウルトラを完走し、今はウルトラをメインに、バンド活動の傍らファン・ランを楽しんでます。生活の中で走ることの優先度が低いので、最近はたまにしか走らずリバウンドの兆しが悩みの種。大会参加でモチベーションをあげています。

自己ベストは10km=45:48(第10回記念大会ニューリバーロードレースin八千代 '07.12. 2)、
ハーフ=1:41:50(NET/第13回手賀沼エコマラソン、 '07.10.28)
フル=3:33:30(NET/第56回勝田全国マラソン大会 '08. 1.27)、
ウルトラ=12:34:40(100km/第4回伊豆大島ウルトラランニング '08. 3.29)、
=38:41:42(206km/第3回佐渡島一周エコジャーニーウルトラ遠足 '08. 9.13)。

なお、blog中の仮名は、自ら公開blogでHNをお使いの方以外は個人情報の関係上、原則アルファベットにしていますのでご了承ください。

2009年3月以前の過去アーカイブは旧ブログ『よっこらしょ』を参照。

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